母親がデイに出かけ、父親がいつもの通りだいたい外へ出てしまう。そんな日は一週間の間に親の部屋にたまったほこりを、布団についたそれも含めて外へはたき出したり掃除機で吸ったり、コロコロでとったりしている。いつも動いているエアコンを止めて空気清浄機と換気扇を回して飛び散るほこりを吸い取らせ、換気をする。
本当は一週間ほど前に来てもらって一部素材を頂いた作業を進めるべきなんだろうけれど、まだ全部の材料がそろっていないことと、時間があるのを自分への言い訳にして、ファイル名を変え、あたりをつけるために画像を縮小するのみで中断している。自室に暖房を別につけるのがもったいないので親の部屋にノートを持っておりて作業しようとすることもあるけれど、なんだかやる気が起きない。今は久しぶりに自室に暖房を入れてデスクトップに向かっている。それで作業するのかというと、していない。
秋の間に撮った写真をぼうっと眺めたり、ノートとデスクトップとの間で同期がとれなくなっていたDropbox(もっと安いクラウドを使うようになったので、今は無料の2ギガ分のみ使っている。)を、双方とも再インストールして同期を取れるようにしたり。DropBoxはとても使い勝手が良くて、お金さえあればまた契約したいのだけれど、少しでも節約の要る今は削れるところは削る方向でやっている。「もっと安いクラウド」ストレージはYahooBoxなんだけど、こちらは保存するのにやや容量が足りないので大きなファイルは圧縮してしのいでいる。もっとも作業一回分程度のことなら今のDropboxの容量でノートとデスクトップとの間でのファイル同期はできる。これまでグーグルドライブやボックスシンクなんかも試してみたけれど、クラウドストレージでDropboxの使い勝手に勝るものには出会えていない。
ちなみに、いつの間にか同期がとれなくなっていたDropboxを使えるようにするためにどうしたかというと、前もってDropboxフォルダにあるファイルを別のフォルダに移動させておいてから(これをしておかないと全部のファイルを失いかねないことになる。)ウェブ上のDropboxサイトにログインしてファイルを全部削除し、次にノートブックとデスクトップ双方のアプリケーションを削除して再インストールした。そうして前もって移動させておいたファイルを、(現時点ではノートのファイルが新しかったので)ノートブックのDropboxフォルダへ戻したらすぐに同期が始まってデスクトップでもすぐに作業ができる状態になった。方法は前もってググって調べておいたのでスムーズにいった。
電気代が落とせないという知らせが来ていたので、そのたび父親が引き落とし用の口座にお金をいちいち入れにいくのも面倒くさいだろうと思い、これをきっかけに電気代を自分の口座から引き落としてもらうよう電話してみた。本来、電話は苦手だけれど、こういう機械的な手続きはあちらがてきばきとやり方を教えてくれるから割と普通にやりとりが進む。でも途中で母親がこれに関連して父親と話をし出した途端、相手との会話と親どうしの会話が頭の中で重なってきて電話に集中できなくなった。この間、親族からお歳暮のお礼の電話がかかってきた時はふつうにやりとりが出来た。その様子を聞いていた母親が「あんた、電話うまいこと話すやん」というので、自分がどういう時に苦手な電話対応をうまく出来るのか考えてみた。
まず相手に「こちらを対等にみている」という姿勢があること。(仕事の場面では相手が威圧的な場合もあって、そんな時はともかくこのしんどい場面を切り抜けるのにどうしたらいいか?ばかりに考えがいってしまうことが多かった。)話が複雑なものでないこと。複雑な場合でも相手がそれをわかりやすく説明してくれること。周囲に「雑音」のないこと。この時の雑音というのは主に他人の会話で、これが聞こえてくるとそちらにも注意がいってしまって電話の内容に集中しづらくなる。
電気代のことに話を戻すと、この際、ついでにガス・水道代も自分の口座から落としてもらうことにしようと思っている。高齢の親はATMの扱い方を全く知らないし、いちいち窓口へ行って待ち時間を過ごし適当な額を振り込むということが、もうしんどいだろう。これまで固定電話とネット、携帯電話代、親が楽しみにしている時代劇ばかりやっているスカパーのチャンネル契約代は支払ってきたけれど、これに光熱費、ガス・水道代を含めたら、食費を除けばだいたいふだんの世帯としての支出は自分が支払うことになり、代替わりの準備としてはそれでいいんだろうと思うものの、さて、その分をどう捻出していくかという大きな問題は残ったままではあるのだけれど(苦笑)。