夏の日

2014080501
母親がデイに出かける日が布団を干すのと居間を掃除するチャンス。それ以外の日はほぼ寝たきりなのであまりうるさくする事ができない。母親の使う椅子の高さと和式の平机の高さとが全く合っていなかったので、台所で物置用になっていたダイニングテーブルを居間に出してきて最小の大きさに調節し、3つの椅子が使えるようにした。すると父親のベッドを動かす必要も出てきて結局部屋のレイアウトもまた変えることになったけれど、活かせる空間をすべて活かす結果になったのでこのことは良かったと思う。細かいものの整理が全然できていないんだけれど。
2014080502
整理をし始めると、止まらなくなる。体がしんどいと言っているのに目に入る空間に納得がいかないとそれがある程度腑に落ちるまで動き続けてしまう。そしてそういう時、体が無理にでも動く時というのは風邪気味の時がとても多かった。
居間や台所の次に2階の部屋整理と掃除機がけをしていたら途中でくしゃみが出てきた。ほこりのせいかなと思いながら、ともかくある程度のところまでやって夕食の時間にまた居間へ降りていく頃から、エアコンが効いているはずなのに暑くて仕方なく、いくら温度を下げてもやっぱり暑くて仕方がない。目から涙もでてきたりして。「ああ、またやってしまった」と思った。身体が熱を持ったこともあるけれど、風邪をひいていたから整理しないと気が済まなかったんだなと気がついた。そして風邪をひくと心の安定度も落ちて沈みがちになる。
2014080503
「君が教えてくれたこと」をしばらく前からビデオで見返している。一度ビデオからDVDにダビングしてどこかに残してあるはずなのに、それが見つからないのでビデオデッキを使ってテープで見ている。高機能自閉症をテーマにした2000年あたりのドラマらしかったけれど、それとはあんまり関係なく、以前からともさかりえさんが好みなので主にそれ理由にレンタル上がりのビデオを買ってだいぶ以前に見た。そして今もう一度このドラマを見返していると、気持ちが辛くなってきて見るのをやめたくなることがある。どうしてなのか。彼女が若くて、どんなに障害があってもまだ「これから」があり、秀でた能力ももち、理解者がおり、同じような仲間を見つけているからだろうか。それがうらやましいからかも知れない。彼女は気象を読むのに秀でているが、勤務することになった予報会社の同じ部屋にTBSのお昼の番組「ひるおび」で、おもしろい天気予報を今やっている森さんがいるのにびっくりした。

2014080504
一部の能力に秀でているものの「変わり者」という人物を主人公にしたドラマを最近ときどき見る。中には秀でた部分が超能力まがいのドラマまであるみたい。でもたいていの発達障害者は「高機能」という名称を冠せられてもそれは「知的障害がない」という程度の意味でしかないように理解している。高い指数がある分野を示されても、それで食ってこれたわけでもなかった。むしろ低い分野の指数通りに、僕の人生はずっと低いところを上昇も下降もせずに、精神的症状を伴いながら、しかしそれもたいして重要視されるわけでもなく、「低空飛行」を続けてきた人生だった。
2014080505
犬が元気で仕方がない。父親の育てている鈴虫は、今年も育ちは順調みたいだ。