これまでスマートフォンは2年半ぐらい、ファーウェイ社製のhonor6Plusを使ってきました。安いけどそこそこさくさく動く。何より今の高機能スマホの主流になっている二眼レンズを早くから備えていて深度コントロールが可能です。背景ボケを生かした印象的な写真がスマホでも撮れる。大きさの割には軽く、iPhone6Plusと同じ画面サイズ、5.5インチの割には片手でも操作がしやすい。そういうところを気に入ってきました。このノートに使っている写真の中にもhonor6Plusで撮ったものがたくさんあります。
iPhone3Gの時からずっとiPhoneを使っていましたが、iPhone5になった頃から月々の通信費は上がるし本体代も負担に感じてきたのでどうしようかと思って、それでも本体をiPhoneのなかでは廉価な5Cに変えて通信会社をMVNOのマイネオに乗り換えることでなんとかしのいだのですが、今度は画面の小ささに目が追いつかなくなってきて・・・。大きな画面のiPhone6Plusが欲しかったけれど、もはや価格的に自分が手の届く範囲をはるかに超えてしまっていました。
それで価格的にも機種の豊富さでも選択肢の多いandroidに乗り換えることにしたのですが、正直、最初のうちは操作に慣れなくて「なんて使いにくいOSだろう」なんて思っていました。設定もいろんな場所にあってわかりづらく感じたし、操作もiPhoneのように物理的ボタンがなく、「戻る」なんてボタンが液晶上にある。なんだこれは?と。しばらくはiPhoneに戻りたくてしょうがない時期もありました。
でもなんていうんでしょうか、使っている間にだんだんとこれはこれで使う上で便利なように出来ているOSなんですね。最初のうち怪訝に思っていた戻るボタンも、もうこれを押してアプリを終了しないと気持ち悪く感じるように。物理的なボタンでないので指に負担もかからない。iPhoneだとボタンを二度押ししないと出てこない立ち上げているアプリの一覧も、androidならやはり液晶上のボタンに触れるだけで出て来る。
そして、androidが便利だなとしみじみ思うのは、グーグルの検索がデフォルトになっていてGoogle製のアプリと連携が取れていること。
これはGoogleがテレビコマーシャルを連発してその利点をさんざん宣伝もしたわけですが、実際便利です。生活に即して便利。iPhoneにもAIとしてsiriが搭載されていておそらく同じことができるようになっているはずです。けど、はまったのはGoogleの方が先になりました。android機にも高機能な機種がたくさん出てきて、アップルはこれからiPhoneをどう進化させていくのかなと思っていたら、とうとうホームボタンを排除したiPhoneXを出しました。画面を上下方向に広げて、上には人の顔を見てオーナーかどうかを判断するFace IDという認証機能を実現するためのカメラを配置、その部分だけを「ノッチ」として残しました。
そしたらたくさんのandroid機がそれを真似して、全画面にノッチを付けるスタイルが流行っています。
夏に機種を変更しました。写真のとおりiPhoneX・・・ではなくて、それは高くて手が出なかったのでandroidのZenFone5です。台湾のエイスースという会社が作っています。ずっと前、パソコンの自作にはまっていた時、このメーカーのマザーボードにお世話になったことがあります。見た目、ほぼiPhoneです。
本来のZenFoneのインターフェースはこんなにiPhoneに似てはいませんが、android機にはランチャーというアプリが豊富にあって、見た目をいろいろとアレンジできます。これはそんなランチャーの中から見た目をiPhone風に変えるものを選んで設定した、「見た目だけiPhone」です。選んだランチャーは、こんなに真似しても問題はないのかなと思うくらい、角丸四角のアイコンの形、壁紙はiPhoneのそれを「完コピ」しています。ただ、インターフェースに限って言うとどうしてもiOSのそれが一番しっくり来るので利用させてもらうことにしました。いつ飽きがくるかもわかりませんが。
ZenFone5もまたiPhoneXに影響を受けた機種なので、画面がいっぱいに広がりその上部にはノッチが付いてます。背面で指紋認証も出来ます。この機種がいいなと思ったのは、事前にネットで調べた際に写真の写りに大きな癖がなくて画質が良さそうだったことが第一なのですが、使っていくうちにiPhoneのここはいただけないという部分を「修正」したかのような感覚を覚えてもきます。たとえば写真を撮る時にバシャン!という派手な音が鳴らないこと。iPhoneは音質を重視するあまりか、スピーカーの音に迫力があってそれがシャッター音にまで影響している気がします。必然的に各通知音も大きめになりがちです。ZenFoneはやはりステレオスピーカーですが、音の迫力より使う上での利便性を考えて作ってあるように思います。もっとも僕はスマートフォンで音楽を聞かないので、音質の差が両者でどのくらいあるのかを知らないんですが。ただ、ZenFoneに付属しているイヤホンはハイレゾ音源(?)にも対応しているようです。
とはいえ、この機体でもまだ写真をほとんど撮っていません。これから秋が深まり樹々が色づいてきます。冬の寂しい光景になる前の今年最後の写真を撮るチャンスの時季でもあります。一度くらいはじっくりと撮ってみようかと思っています。といってもその時には一眼レフを使うんじゃないかと思いますけど。