相貌失認

月に一度ぐらいは何か書くことを続けていきたいと思って、また久しぶりにパソコンに向かっている。といって何を書いたらいいのかわからない。最近、最低限のことをしたら眠ることを続けていたけれど、ちょっとまたひとつ大きな用事が増えた。これは、このことが済んでもそれからが一層大変なことになるかも知れない類いのことなので、今から憂鬱な気分でいる。

テレビのハードディスクに録りためたままの番組が増えすぎたので、やっぱりこれは見ないだろうというシリーズ物は見ずに消してしまい残ったものを少し元気がある時に見始めている。今日、夕食を食べながら去年の末に録ってあった「相棒」を見ていたら、被害者の女性が相貌失認で、目撃した犯人の顔の特徴を聞かれた時に、間近に見ていたのにまったく覚えていないので警察が不思議に思う、という回だった。これを見ていて「あー、わかるわかる!」と思った。僕も多分何か人の特徴を伝えないといけないことになった時、その顔をよく見ていたとしても伝えられることはほとんどないんじゃないかと思う。この女性はその後、刑事に偽装した犯人と再び間近で接触するけれども、その時にもそれが犯人たちとは気がつかない。うん、わかるなあ。髪の毛を整えられたり服装を変えられたりしたんでは、昨日会った人間でもよくわかない。
僕は同じ土地にもう何十年も住んでいるけれども、苦手なのが近所の人の顔が覚えられないということで、犬の散歩なんかの時に向こうから人が歩いて来たりしても挨拶をするべきなのかその必要がないのかと悩むことがよくある。たとえばその家から出てこられたところを見たとか、そういう状況でなら迷いなく近所のその方だと思うのだけれど、まったく違う状況で人と出会うともうわかりづらい。
だんだんと春が近づいて来て暖かくなりそうなのでほっとしている。夏はいつも短く感じるのに冬はどうしてこうも長いのだろう。

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