Airで十分かも

いつだったか、甥に旧型MacProを見せた時、「これじゃないと作業ができないの?」と尋ねられたことがある。どう返事をしたか忘れてしまったけれど、MacBook Airでは力不足で効率が上がらないから今までやってきた作業にこの機体は欠かせないとずっと思って来た。ところが今回、全てカラーの版下なのに作業のほとんどをAirで済ます事が出来ている。いや、確かに以前は「これはデスクトップでないと無理だなあ」と思うような部分があったことを覚えている。特に画像処理の時にそう思うことが多かったように思う。
以前に書いたけれど、アップルはOSを無償化して一年ごとにバージョンアップを繰り返すようになった。すると作業で使っているアドビのソフトが少しずつ不審な挙動をするようになってしまった。現在の最新OSである10.11だと、とりあえず動くものの終了の時にエラーが出て、データは無事残るのだけれどなんとなく気持ちわるいので、メインのOSを10.6に戻した。それはProもAirも両方とも。もしかするとこれがソフトの挙動をまともに戻したのかも知れない。「動くから」と思って新しいバージョンのOSXが出るたびにアップデートを繰り返してきたけれど、それは10.6に最適化されていた手持ちのアドビのソフトにはやはり負担だったのかもしれない。
元々そんなに複雑なものを作るアイデアも能力も自分には無いので、版下とえらそうに書いていても中身は学級新聞みたいなものだから、本当はAirと、少し大きめの、色再現の確かなモニターさえあれば、自分にMacProはもったいない存在なのかも。昼間の仕事をしていた時にはそれだけでかなり疲れたし、家でのたまの作業はできるだけ効率化したかったのと、一度は使いたかったという理由もあってオークションで適当な価格で出ていたProを買ったのだけれど、もう今の自分にはもったいない存在だ。趣味の写真の取り込みや整理には役立っているけれど。
ともかく今回は思いのほか校正用原稿が早めに出来そうなので、いつもなんとなくこの時期に追いつめられるような重い気分になるのが今年は少し楽だ。今のところ。

今年、20代の頃に一度連絡をこちらからとって以来ずっと年賀状を送ってくれていた中学時代までの友達に、年賀状を送るのをやめた。彼としてもたぶん送らないと僕にわるいからと思ってのことだろうし、もう大学生の子とお連れ合いさんと一緒に写っている写真入りの年賀状をわざわざ一枚、僕のために消費してもらうこともないだろうと思ったので。
特に障害(症状)があり、経済が不安定という背景もあるとすると、本人はともかくお連れ合いは心配になる面もあるだろう。友達だからと金を無心してくるとか、何かと頼られることがないだろうかとか、一瞬でもそういうことを考えられる可能性はあるように思う。
実際、唯一の高校時代の友達(中学校から友達で同じ高校に進学した友達)も、結婚してから数年でもう年賀状をやりとりすることはなくなった。それは彼がそうしたいと思ったというよりは、多分だけれど、お連れ合いの意向が強かったのではないかと思っている。家も近いし歩いて行ける距離なだけになおさら前述した不安定な状態にいる人間とはあまり近づきにはなりたくはないと思われるのだろう。
特に女性は経済にシビアで現実的なので、こちらに「相手に頼ってやろう」という下心が無くても、どうしても警戒はされるのだろう。それは仕方がないと思う。自分たちは結婚をし、子供の写真を年賀状に添え、その子供たちがどんどんと成長していくのに、こちらときたら相変わらず「相変わらずです」としか書いてよこさないのだから、「この人はどうしてこうなんだろう」と不思議に感じられるのは、それは不思議ではない。人が当たり前に通っていくであろう道筋や場所を早くから逸脱している人間とはなるべく距離を置きたいというのは、人の心理としてどうしてもあるのだろうと思う。
多様性を認める社会とはいえ、必要なのはやはり経済だ。
リスパダールを処方してもらってから、現実についてぎちぎちと「どうしよう。こうしようか」と思い詰めていた気分が少し緩んだ気がする。ただ、先生の言われる通り、最初の間は規定の半分でとどめておいて正解だった。昨日、飲む間隔を間違えたとたん、夕方ごろから体がフラフラとしてその場に座り込んでしまった。精神科で処方される薬にはたいてい「飲んだ後機械の操作、特に車の運転は控えるように」と書いてある。ところが同じような記述が市販の風邪薬などにもあるのでこれまでついつい、たいていの薬を飲んでも運転ぐらい大丈夫だろうと思っていた。
過去に一度だけ、やはり注意書きは守らないとと思ったのは、デパスにはまって服用する量を増やしていた頃、運転中に強い眠気を感じるようになっていた。当時は体力が落ちたからかな?などとと思っていたけれど、後から考えるとタイミング的にちょうどその時期だったからあれが原因だったんだなと思う。実際、デパスに依存するのをやめてからは居眠り運転の状態はなくなった。
今回のリスパダールは、これは運転するのなら本当に気をつけないといけない薬だ。間隔をあけると危ない事はないけれど、それを間違えると大変なことになりそうな気がする。眠気は、飲み慣れると次第に弱くなってくることもあると薬剤師さんからは言われたし、実際、日に一度の服用ではそうなったものだから通常の二回服用にしたのだけれど、特に今のように生活リズムがおかしい時には服用する時間間隔(朝晩に一度服用、など。)を今の生活リズムによみかえないといけないのでちょっとややこしい。そして本来なら狂った生活リズムを直すことから始めないといけないのだろう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です