ノートブックのための準備

今年前半は普通にスプーンで入れるインスタントコーヒーを調子に乗ってよく飲んでいたら胃の調子がわるくなったのでしばらくコーヒーを家で飲むのをやめていた。口寂しかっただけでそれほどおいしいとも思っていなかったのでそれで特に問題があるわけでもなかった。夏の終わり頃、休眠状態だった「ネスカフェバリスタ」を久しぶりに引っ張りだしてきて試してみたら香りがよく、味もおいしく思ったので、以来ずっと使っている。「バリスタ」は本当はネスレのフリーズドライ製品に用途が限られた機体だけれど、ネスレのコーヒーは高いのでもっと安くで売られているフリーズドライのインスタントコーヒーを使っている。それでもスプーンで安いインスタントを入れるのに比べたらおいしく感じる。ただ、あんまり飲むとまた胃の具合が心配になるのでちょっとおさえないといけないかなと思っている。

毎日仕事に出ていたときには胃の調子が常にわるくて困った。健診で胃カメラを飲んだら十二指腸までただれていると言われて画像を見せられた。仕事をやめてからはやはりストレスがその分減ったためか胃の具合で悩まされることがかなり少なくなった。

デスクトップのサブで使うノート(MacBookAir)はネットで調達することにした。本当は2013年製あたりのものが希望だったけれど自分にとっては相場が高いので2012年製の、程度の良さそうなものを選ぶことにした。金額的には一回仕事をすればペイできてなお余るくらいに収まったので、これで最低2年くらいは保ってくれないかなと思っている。
ノートはお客さんの前でデータの確認に使うので、Windowsのエクセルや一太郎ファイルが開けなければいけないところを、なんとか容量をくうWindowsをインストールすることなくMacOS内で確認程度ならできないものかとあれこれデスクトップ機で「実験」している。最も難関に思えた一太郎ファイルについては前のノートでも書いたようにほぼ解決することができた。あとはオフィスファイル、特に必要なのがエクセルファイルを開けられることだけれど、こちらもなんとかただで!できる方法がないかなと考えていたら、その方法があるのを思いついた。

ドラマ「逃げ恥」をみている。ガッキーもかわいいのだけれど、星野源くんが演じている津崎平匡の仕事の出来っぷりがうらやましい。相当高度な情報処理ができる彼だけれど、みくりさんとの契約結婚の「契約書」を作成しているソフトはWindows版のOpenOfficeだった。これはネットで配布されているフリーのオフィス統合ソフトで、マイクロソフトオフィスと互換性がある。これまでWindowsでは少しばかり使ったこともあるけれど、Mac版はあるのかどうかさえ意識にのぼらなかった。

今回、Macでオフィスファイル確認用に使える、何度も書くけれど無料の!方法がないものかと考えて、最初はずいぶん以前に買って入れてあるiWork08でいいかと思っていたけれど、確かにこれでワードもエクセルファイルも開けられるのだけれど、僕のもつこのバージョンでは元のかたちが崩れてしまう部分がけっこうある。いくら確認程度で本番はデスクトップのWindowsのMSOfficeを使うとは言っても、それだとちょっと最初の印象がわるい気がする。

それで思い当たったのが「OpenOfficeにMac版はないんだろうか」ということで、サイトへ行ってみたらちゃんとMac版も用意されていた。オフィスソフトということで文書作成や表計算、データベース、プレゼンテーション、図形や数式エディタまで含まれている。ダウンロードして試しにエクセルファイルを開いてみるとかたちがほとんど崩れていない。もうひとつ、Macでも使える無料のオフィスソフトにLibreOfficeというものがあり、こちらもダウンロードして試してみたけれど、結果はほぼ同じ。MSOfficeとの互換性がよく保たれている印象を受けた。これはどちらを使っても問題はないだろうと思う。とりあえずドラマで津崎くんがつかっていたということでOpenOfficeを使うことに決めた。

ノートブックが届いたら、ひとまずOSをMarvericks(OS10.9)にしてデスクトップと合わせようと思う。そのうえでフォントとAdobeのソフトを入れて、一太郎ファイルが読み込めるようwine.appをつかってビューワをインストール。そしてOpenOfficeを入れれば仕事環境はひとまずできる。Windowsを仮想環境やBootcampで入れなくていい分、ディスク容量も大きくは減らない。もっとも作業の依頼が今後も続くのだろうか、という根本的な問題は残っているけれど。まあ、なくなったらなくなったでノートブックはふだん使いも出来るからあってわるいということもない。

以前の職場で困ったことはたくさんあったけれど、技術的なことで言えばネットを使うことがまったくできなかったのは自分にはつらかった。パソコン作業でわからないことがあると僕はすぐにググるのだけれど、それができないので本を買ったりするものの、ネットでならすぐ解決できるようなことが本の中には書かれていなかったり、あってもその部分を探すのに手間取ったりした。職場内ネットも禁止されていたのでちょっとしたファイルのやりとりでもUSBディスクを使っていた。僕はものをよく失くすのでUSBディスクというものがあんまり好きじゃない。もっともそれさえ外部に持ち出すことは禁じられていた。

前の前の職場で、公金の補助がある車で利用者を同乗しつつ朝夕通うのはいけないと注意を受けたことがあるけれども、その次の職場ではパソコンで使うソフトのほぼすべてが当時はやっていたWinnyでダウンロードしたもので、違法使用だった。どちらも福祉の場ではあったけれど。違法性という面では後者の方が悪質ではないかと今でも思う。福祉の世界は現場に「お金がない」というのが当たり前のようになっていて、それがいろんなことの言い訳やら違法行為の「手助け」になっている場合があるのも困ったことだ。

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