体調と車とカメラ

父親がここ数年その栽培に凝っている「花筏」という植物。葉っぱの上に花が咲いてそのまま黒い実を付けるのが珍しくて良いらしく、本当に気に入っている。これはその花の付き始めの頃にhonor6Plusでぱぱっと撮ったうちの1枚。一眼レフにマクロレンズを付けてじっくりと撮っても、本当に小さなこの花はなかなかうまく撮れない。ところがそんなに構えることもなくなんとなく撮った一枚が、奥の葉っぱなんかは花にまでピントが合っている。スマホのカメラなので対象にはそんなに寄れず、これは写真の一部を切り取ったものだけれど、画像の品質が小さなレンズにしては落ちていないように思う。
スマートフォンはその名の通り元々は電話なのに、いつの間にかカメラの性能を問われる場面が多くなった。セルフィーと呼ばれる「自撮り」が流行っているので、中にはインカメラが通常のカメラと同等の性能を持つ機体まで出てきている。僕もどちらかと言えばスマホの通信機能よりはカメラ機能を重視しているところがある。通信機能は機体によってそんなに大差がないように思われるけれど、カメラの機能はいろんな種類が出てきて、どの機体も「最低限撮れればいい」という範疇からは抜け出てきている。honor6Plusで試してみたいのは「スーパーナイトモード」と呼ばれる、暗所での撮影。でもこのあたり、夜に外へ出てわざわざ撮りたいと思うような街でもなく、ほぼ真っ暗になってしまうので、これはあまり試す機会がなさそう。都会ならいいのかも知れない。
週明けから体調があまり優れず、診察もパスしようかと思ったけれどなんとか行った。ただ先生から見るとここ数回のうちで今回が一番様子がよく見えるということだった。確かに去年の夏から続いていたうつの傾向は新しく飲むことになった薬のおかげもあったのか少し改善しているように思える。しばしば、過去が悔やまれてどうしようもなく脱力感や虚しさに襲われることはあるけれど。少しずつ人と接する機会ができているのもいい方向に働いているのかも知れない。ただ、昨日、親を診療所へ連れて行った時に、受付の人が「他の人には愛想がいいのに自分には悪い」という印象を一瞬抱いてしまって、そこからこれまでもどこへ仕事へ出てもそういう人がいたなという連想が働き、怖くなった。
自分はどこへ行っても嫌われる存在だという感覚と体験は小さな頃からあって、それが大人になってからもずっと経験として積み上がっていくのでもう今はこの社会が自分に不適格なのだという心境になっている。なぜ嫌われるのか、その理由が全くわからないのが自分でも怖かったし、怖い。ただ、確かにその理由が他人さまから見れば自分には備わっているのだろう。これは「気のせい」として片付けられることでは小さな頃からなかった。

今日も体調は良くなかった。朝、起きかけの時から「あれ、具合が良くないな」と思っていたし、実際起きてからも少し頭が痛く、食欲もあんまりわいてこなかった。最近はそうして体調の変動が大きい。今日みたいな日は起きてもあまり動くこともできず、昼前からまた横になっていた。起きてから「何かしておこう」と思って洗濯機から出したままの衣服を物干しにかけた。食器を洗った。父親が買い物に出ようと誘ったけれどまったくそんな気が起こらなかったので今日は冷蔵庫にあるもので夕飯の準備をした。加工食品を並べたり、ごく簡単なものしか出来ないけれど、このところ夕飯の準備は自分がやることになっている。両親の薬を一週間分それぞれの薬入れに仕分けた。
具合が悪く、寝ている時間が長い日でも、何か一つだけでも家のことをやっておくだけで気持ちがだいぶ違うんじゃないだろうかと思って、なるべくそうしている。
色々と話が飛ぶ。不思議なことに、車の一年点検をしてもらってから不具合が出るようになった。まず、エンジンチェックランプが点灯するようになった。これは前の車でも出てそれが結局車を買い換えなければいけないきっかけになったので嫌な気持ちになったけれど、その時すぐにスマホを使ってサイトを調べてみたら、この車種ではO2センサーがダメになることがあって、それがチェックランプの点灯につながるという記事がたくさん出てきたので、その勢いで近くのディーラーに車を持ち込んだら果たして原因はそれだった。中古車保証がちょうど切れた頃合いで、買ったお店に電話をしてもあまりいい対応ではなかったのでがっかりした。
次に不具合を感じたのは定期点検のしばらく後、スタッドレスを外してノーマルタイヤに換えた時に急に車の直進性が悪くなった。ハンドルをまっすぐにしておくと車は対向車線に向かおうとする。これでは気持ち悪いので再度、やはり買ったお店ではなく近くのディーラーに持ち込んだらステアリングラックエンドという部品にガタがきているということで、もう10年経つことでもあり、この際左右のそれを交換してもらうことにした。すると直進性もステアリングの感覚も前より改善したのでそれは良かったのだけれど、結構高くついたので親に相談して今回は費用を出してもらうことにした。
ただそうして続いた急な出費が悔しかったので、ずっと押入れで眠っていたMS-DOSとWindows3.1のフロッピー版をなんとかお金にできないかとネットに出してはみたものの、大した額にはならかなかった。それでも、もう何の役にも立つことはないと思っていたものにまだ需要があるということはわかった。
車は、買ったお店がその車のメーカーの系列ではないので、もう今度の車検からは買ったお店には頼まないでおこうと思う。偶然だとは思うものの定期点検に入れた後から急に不具合が出始めたというのもタイミングが悪すぎる。お店が少し遠いので代車を頼む代わりに同じ町に住んでおられるという社員さんに、朝預けて点検をしてもらって夜に返してもらうようにしていたけれど、事前の説明もなしに車を預けてから電話をかけてきて点検費用のプランを頼まざるを得ないようにされたり、返しに来られた時も駐車場に止めずに歩道にそのまま車をほっておかれたりしたのも気分が良くなかった。ステアリング関係が点検のタイミングから悪くなったと感じて以来、もしかすると預けた時に何か間違いがあったんじゃないかと邪推したりもした。軽自動車のステアリング関係の部品など、縁石にタイヤを強くぶつけた程度でも致命的なことにつながる場合もあるだろう。
経済を考えたらもう車はこれで最後だろうと思っているし、少なくとも親がいる間はちゃんと動いてもらわないと困るので、今度から人任せにせず、お店を近くに変えてせめて整備場までは自分で行き帰りしよう。
横になって動けないでいる時に、スマホでカメラの単焦点レンズの「ウィンドウショッピング」をしてみた。もう今はそれを買う余裕はないのに。ただよくよく考えてみるとスマホのカメラ自体はF2.0の単焦点レンズでもあるのだし、機構はだいぶ違うもののしばらくはこちらをその代用に使うのでいいのかも知れない。こうしてブログに載せる写真も最近はほぼスマホで撮ったものになってもいる。問題があるとすると、写真を撮ろうと思って外に出ることがなかなかできないでいること、体調が落ち着かないことの方だと思う。

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