しばらくの間、メインのデスクトップ機の内部清掃をしようと思いながらも他のことにかまけて放置していた。今日、デスクを入れ替えたのを機にずいぶん以前に買っておいたエアダスターを基盤やファンに吹きかけて、出てきた埃を掃除機で吸い、パソコン用クリーナーで目につく汚れをとりケース外側もざっと拭いた。
アルミのマックは強度は十分だけれど小さな傷がつきやすい。何か突起のあるものをコツンとあてたらたいてい小さな傷が付く。もうひとつ、旧型MacProの場合は脚が変形しやすいということをつい最近知った。
以前、機体を移動して床置きした際、うかつにも本体上の取っ手部分に圧をかけてしまった。その時は何も気がつかなかったけれど、しばらくしてそれを平らなデスク上に置いてみたら、見た目にはわかりにくいけれども脚が若干変形して本体の姿勢が安定しない。よーく見たら前面脚部の左側がややへこんでしまっていて浮き上がり、ケース全体を3点で支持することになってしまっていた。これにはとてもがっかりした。でもラッキーだったのは、もしもっと強い圧をかけて上から押していたら、脚全体がグニャッと曲がってしまう恐れもあったということで、機能に支障なくこの程度の変形で済んだのはよかったと思わないといけない。
オークションなんかを見ると、本体ケースだけを数千円で売っていたりもするけれど、この機体に愛着もあるし電源も今年新しいものに替えてもらったばかりで、改めてそれらを中古の曲がりのないケースに収め直す自信もエネルギーも今はない。正常に動くのならそれでよしとして浮いた脚の下にゴムシートを入れ込み姿勢を安定させている。
もはや性能面ではiMacに先を越され、Mac miniにも劣るところもある僕のMac Proだけど、この大きなアルミ製ケースにはハードディスクを4台内蔵できるし光学ドライブも2台搭載できる。もしそれだけしたとしても内部に熱がたまらない十分なゆとりがあり、外観もシンプルに収まるのは、最新型のProよりもむしろ優れた点だと思う。去年出たMac Proの、あの壺みたいな小さな筐体が発生する能力は僕の使い道の範囲を大きく超えているし、今の機体でさえ十分使いこなせているわけでもない。故障さえなければこの機体で自分にはオーバースペックだ。
そして今日は、以前のOSを入れておいて緊急用に使おうと思っていたハードディスクを3台目のスロットに入れておくことにした。
先週あたりから犬が調子を落とした。これまで8年近く、最初の大きな不具合の処置をしてからは大きな健康上の問題なく過ごしてきたのに元気をなくしたので慌ててアニマルクリニックへ連れて行った。レントゲンにうつった体の内部には特に異常はなく、血液検査でもそれほど異常な値も見られなかったが熱が少し高いということでどこかで炎症を起こしたり感染症にかかっている可能性もあり、両用の注射を打ってもらって薬を頂き様子を見ていたら、もうその晩には以前の元気を取り戻していた。どうも腰に負担がかかっていて痛みがあったらしかった。
僕も腰は若い頃から痛みを感じることがよくあった。20代から30代にかけて立ち仕事をしていたときには腰が痛くて作業に支障の出ることもあったし、その頃飲んでいたソラナックスの副作用か、体がふらついて壁にもたれてしまい、心配されたりもした。40代からは座ってパソコン操作をすることがもっぱらになったので「これは余計に腰にわるいだろうな」と思っていたけれど、腰の方は案外大丈夫で、その代わりに胃腸に来た。太り出してしまい、自分に「胃腸があるんだ」という当たり前のことを強く認識させられることになった。仕事のストレスがそれに輪をかけるようにして来るので胃がよく痛んだ。カメラを何度か飲んだら十二指腸まで炎症を起こしている様子がモニターに映っていた。
今はまた腰が常に痛い。秋口の健診でメタボ予備軍と診断されたので時間があることを幸いに改善のための指導を受けることにした。腰のためにも体重は減る方がいいだろう。事前の連絡があった時、自分の関わりの不具合のことや集団が苦手なことなどを伝えたら、たまたまなのかどうか、正式に人を集める日の前日に面談時間を移動してもらうことができ、実際に指定された場所を訪れると広い部屋にパーティションを立ててもらう中、相手の方とじっくりお話をすることができた。今後予定されている、教室形式の場には出なくても別に構わないというし、減量の目標や手段なども本当に無理のないように考えてもらえて万歩計まで無料で頂いたので、これまでどうして健診後の指導を嫌っていたのだろうと後悔するくらいだった。出て行く際にも出口まで送って頂いて丁寧にお礼をされるので気持ちがよかった。それも嫌味な、商売くさい丁寧さでないのが。
そうして人に丁寧に話を聞いてもらえ、接してもらえたことがうれしかった。