「人相」のわるい犬

2014022601
母親の風邪が進行したらいけないので、昨日診療所へ連れて行った。普通の風邪らしかったけれど、お医者さんは「他にもたくさんの薬を飲んでいるので風邪薬としては漢方にしておきましょう」と。
母親は風邪のことよりも「お医者さんが無呼吸のことをわかってくれていない」とずいぶんしつこく話していて、最初診てもらった時の検査結果を改めて先生に渡していた。先生は「数値を見るとそれほど重症ということもないですね。これはお預かりしておいていいですか」と、うまくいなして下さった。拒んでいた加湿器を部屋に置き、換気をこれまで以上にするようにした。
本来は、同じ部屋で寝ている父親にうつるとまずいので、今だけでも母親が寝る部屋を別にしたいのだけれど、それは嫌だという。確かに、改装前に寝ていた部屋へベッドを置いてそこを暖かくしてということも可能だけれど、古くなった建物は暖房の効果も薄いし、北側の壁には水が浸入してしまって少しにおいもする。幸い、個人宅用でない、ビル用の余りの大きな鉄骨に支えられた建物なので構造上問題はないだろうと思うけれど、とにかく北側の壁の中はぼろぼろに違いない。これを人に頼んで直す余裕がうちにはもうないので、気候が良くなったら一度内側から壁の中の様子を見て(ベニヤ板よりやや厚めの板を剥がすだけ。)なにか少しでも対策が立てれないか考えたいと思う。
2014022602
犬は毛が伸び放題になっていて、こちらからはほとんど目も見えない状態になってしまっている。なんだか「人相」がわるい。名義?としては自分が飼い主になっているけれど、彼自身は父親のことを「あるじ」として頼っている。
以前に二匹飼っていたときも、父親は軽トラックのダッシュボードに!親子犬を乗せて走っていた。僕は、父親にとって犬が近くにいてその世話を焼けることが生き甲斐になっているところがあるのでは・・とその頃から思っていて、二匹がいなくなってからは「もう飼わない」となっていたのを、「やっぱり犬がいないと寂しい」と駄々をこねた。そうして譲って頂けるおうちにお邪魔をし、お二階に置かれたケージの中にちょこんと座っていた今の犬と初めて出会った。
この数年間、もしこの犬がうちにいなかったとしたらかなり寂しいことになっていたように思う。最初に出会った頃と比べたら毛色も薄くなり、体つきもでかくなって「犬のきもち」の表紙に載っているようなお犬さんたちとはまったく比べ物にならない「惨状」を呈しているけれど、カット代がもったいないということもあって父親が適当に散髪している。ブラッシングはするのだけれど、やってもあんまり外目には効果を感じない。まあ、それでいいかと思っている。犬の毛を人間の好みに加工することに、もともとちょっと抵抗がある。
先月からかかっていたものが先様にオーケーを頂けたので、最後の工程に入ろうと思う。いつも夜から朝にかけてすることが多かったけれども、今回は半日くらい間を置いて、それからかかろうと思う。