御所


ゆうべテレビを見ていたら御所の一般公開が始まったという場面で父親が「これ、いっぺん行きたいな」と言ったので、「ほな、明日にでも行こうか?」ということになり、行ってきました。これは「右近の橘」方向から紫宸殿を向いて撮ったもの。平日でも京都の今の時期はたくさんの観光目的の人たちでにぎわいます。御所は広く、お天気の良かった今日は歩くのが、二人ともきつかった。父は去年手術をして肺の袋をひとつとったばかり。僕は普段の生活が怠惰なので単に体力不足。一度だけ、休憩所でしばらくの間座り、それからゆっくりとそれぞれの建物を見てまわりました。
よく見ると御所内の各所に監視カメラが取り付けられており、皇宮警察官が遠巻きに人の流れを監視しています。門前では、緊急時のためなのでしょう、警察犬がおとなしく警察官の横で正面を向いて座っていました。その姿を写真に撮っておきたかったのですがレンズを向ける勇気がわいてきませんでした。
かといってそんなにピリピリした雰囲気はなく、建物やお池、植物も含めてよく眺めることが出来ました。父親は若い頃京都で過ごしていたのに御所にはあまり来たことがなかったようで、周囲の公園部分も含めて「初めて見る(実際そうらしかったのですが。)」という風に、その雰囲気を味わっていました。そして帰りには、日頃お世話になっている知り合いにと、「御所せんべい」というベタな名前のおみやげを買っていました。試食したら普通に卵と小麦粉と砂糖を混ぜて焼いたおせんべいだったけれどおいしかった。
帰りは母親が入院している病院を尋ね、着替えと、サービスで付けてもらった「御所せんべい」数枚、欲しがっていたフルーツトマト1つと梅干し2個を渡しました。母親はさっそくトマトを食べながら、おなかの調子が芳しくない事や入院生活に飽いたことなどを話します。前回と同じ手術で、今回も順調に経過するかと思っていたのですが、それほど深刻なことではないものの、やや回復が遅れています。リハビリも始まっているのですが、急性期病棟を出て本格的なリハビリへと移行するにはまだ手術跡の様子をよく診る必要があるようです。しばらくすると夕食も運ばれて来たので、僕らも疲れていたこともありそこで退散することにしました。
今日、同居犬の動画を久しぶりに2つ、YouTubeにアップしました。いずれ小さなコーナーにできたらと思っています。